話すネタは一つに絞る
生活していると、大勢の前で話すにせよ、少数の前で話すにせよ、人前でスピーチをすることはありますよね。
頭ではいろいろ考えていても、いざ本番になるとテンパってしまったり、話の結論がよくわからなくなったりすることがあると思います。
しかし、初めから話がうまい人などいませんので、本を読んだり、勉強することで治すことはできます。
僕もテンパり癖があり、だいぶましにはなりましたが未だに健在です。(笑) そこで、テンパり症を治していく過程で僕が気をつけていることについて話していこうと思います。
一つに絞る
コミュニケーションが苦手な人は、一度に多くのことを話そうとしすぎます。何度も話が変わり、結局何が言いたかったのかわからなくなるのは最低ですね。
あれもこれも話してしまうと、相手の頭に入りませんし、自分も最終的に何について話したかったのかわからなくなります。
話の中で2つ目の内容を話しだすと1つ目のインパクトが小さくなってしまうということに繋がるので、1つ以外は話さないというふうに心掛けた方がいいかもしれません。
話し始める前にこのことについて話すという内容をあらかじめ決めて置くと良いでしょう。情報を相手にきちんと伝えたいなら「簡潔に、わかりやすく、1つのこと」を伝える必要があるのです。
会話で使わない方がいい言葉
「それから」という言葉、頻繁に使っていませんか。この言葉、会話やスピーチを駄目にしてしまう可能性があります。
「○○についてはこのように致します。それから、××についてはこのように対処致します。それから、△△についてはこのように考えている所存です。」というようにたくさんのことを言いたいだけ言うスピーチをよく目にします。このスピーチを聞くと、頭に入らないなーと苛立ちさえ覚えてしまいます。
本などに書かれた文章に「それから」という言葉が含まれているのは構いませんが、会話やスピーチで「それから」が含まれている場合、そのスピーチは内容がどんなに良くても伝わらないスピーチになってしまうことは間違いないです。なんてもったいないんでしょう。
何を言わないかの選択
何を言わないかということもコミュニケーションでは大切です。
5分間という限られた時間があるとすれば、10個も話のネタを話すわけにはいかないですよね。9個を捨てることが必要なってきます。
いくつか考えておいてその中の1つ以外を捨てる。逆に言うと、選択肢をたくさん持っておいて、1つを選ぶのです。その場に合ったネタを選ぶと良いですね。
僕は自己紹介ネタをいくつか持っているのですが、その場に応じて使い分けていました。あまりウケませんでしたが…。(笑) しかし、絡みやすい奴として認識されることに成功していたと思います。
これは長いスピーチでも同じことが言えますね。1時間の演説だとしてもひとつの筋で話す。繰り返し言葉を変え、表現を変え、観客の頭に刷り込むのです。その筋がぶれ始めたり、別の筋に変わってしまったりすると何を言っているのか自分も相手も分からなくなります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
僕自身、よく人前で何を言っているのかわからなくなることがあります。その対処法としては、まずたくさんのことを話しすぎていることに気づくこと。そして、それを認めて治そうと努力することです。
人前でテンパってしまうことは、一種の病気のようなものですが、不治の病ではありません。正しい処置をし、正しいリハビリさえすれば完治する病気なのです。
人前でのコミュニケーションが苦手だという人はぜひ「1つだけ話す」ということの必要性について考えてみて下さい。それでは。