【少年よ大志を抱け。人生を変える偉人の名言】坂本龍馬
この生きづらい世の中。世の人は周りの顔色を窺い、周りが歩けば自分もその方向へ歩き出す。この記事を見て下さっている人は他人と同じ人生を生きたくないと思っている人が多いのではないでしょうか。周りに合わせて人生を生きていくのは嫌だという人のために他人に干渉されず自分の人生を生きた坂本龍馬についてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
坂本龍馬の生きざま
英雄とは、自分だけの道を歩くやつのことだ。
坂本龍馬は幕末を生きた志士です。幕府と対抗できるほどの大きな力を持った薩摩と長州の同盟を成功させ、土佐に大政奉還を進言させることで、徳川幕府を平和的な倒幕したことで有名ですよね。
この島国である日本は国境がないため古来から敵という概念がなく、戦争が起こるとしても地域と地域の戦いでした。龍馬の時代は江戸時代でしたから、藩と藩の戦いですね。日本人の頭の中では、隣の地域同士で領土の取り合いなどしているのが当たり前だったのです。しかしながら、龍馬は違いました。一度黒船という異国の凄さを目の当たりにすると考えを一転、学ぶべきは海外だ、海を越えた先にこそこれからの日本があると考え始めました。この考えを薩摩、長州に足を運び説得を重ねることで薩長をまとめ、倒幕へのプロセスを築いていったのです。
自分のすべき単純なこと
人間、好きな道によって世界を切り拓いていく
龍馬は若いころ、自分は何をするために生まれてきたかわかりませんでした。しかしながら、何かに一所懸命になっていれば、いずれ歴史の方が自分を必要としてくると考えていました。そして、剣術だけを日々鍛えているある時、龍馬は目の当たりにするのです。「黒船」という異国の科学技術を。そこからが坂本龍馬伝説の始まりでした。世界に目を向けないと日本は潰されてしまうと気づいた龍馬は世界と戦うには日本が一つの国となるしかないと理解しました。そこからの龍馬の行動は「日本を世界と戦える国にする、世界の技術を取り入れ追い越す」という単純な考えのもとに行われました。倒幕、薩長で同盟を組ませるなどはこの考えから派生させて行動を起こしたものなのです。そう、龍馬は自分の天命が見えたのとも言えますね。
でも、こう見ると龍馬のしたことは、凄く単純ですよね。
みなさんのすべきことは何でしょうか。天命と呼べるものが見えたら、その単純な考えをしつこくやり続けることが重要です。その他のことはやらないと考えるくらいでないと駄目だと思います。あれもこれもとなっているとしたら、あなたの人生は何もできなかった人生になってしまう可能性が極めて高いです。龍馬の人生は、色々と手をつけるのではなく一つのことに集中してやり遂げる大切さを教えてくれます。
人目を気にしない
世の人は 我を何とも 言わば言え 我が成すことは 我のみぞ知る
龍馬は「世界と戦える国にする、世界の技術を取り入れ追い越す」という単純な考えを持ってからは周囲の視線を気にしませんでした。自分がすべきことは決まっているのだから周りがどう言おうと自分の進みたいように進むと考え行動してきました。そして、その単純で魅力的な考えが周囲の人たちを動かしていったのです。
このように、自分のするべきことは周りが何と言おうがするべきだと思います。逆に言うと、周りの目が気になって行動できないくらいでしたら、その程度の考えだということです。これと決めたことがあるなら自信を持って行動をしていってください。自分が皆が思いついていない考えを先に思いついていて、まだその考えに皆が追いついていないだけなのですから。いずれ皆がその考えの凄さに気づく時が来ます。
人としての魅力
偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。
龍馬は人の話を自分のためになると思えば、素直に受け入れていたそうです。普段は、無頓着で大雑把な性格の龍馬でしたが、聞かなければならない人の話はきちんと聞ける素直さがあったのですね。そんな無頓着で大雑把な性格の龍馬でもたくさんの人が支持していたと言います。龍馬の飾り気がなく、なぜか憎めないところに魅力を感じ、支持した人も多いのではないでしょうか。
あなたは人に愛される人になれていますか。また、人の意見を素直に聞けていますか。自分だけの意見というのは、正しいように思えても意外と細かいところが抜け落ちていたり、そもそも間違っていることが多いものです。他人の意見も取り入れ、自分の良さにしていける人が魅力があり、たくさんの人から愛され、本当の意味での成功を手にするのではないのでしょうか。
素晴らしい人に
坂本龍馬は凄い人ですが、皆さんも龍馬のように素晴らしい人間になれるチャンスを持っています。より良い人生を歩けるようにこれからも頑張っていきましょう。この記事が参考になれば幸いです。ご閲覧ありがとうございました。
【経営学】ソクラテス的経営者が凄い企業を造る
優秀な経営者はソクラテスの考え方を持っていると僕は考えています。
ソクラテスってだれ?
知らないことを知っていると思いこんでいる人よりは、知らないことを知らないと自覚している私のほうが少しは賢いという意味の「無知の知」という考え方を生み出し、問答法という手段を駆使してたくさんの人と議論を繰り広げました。
この「問答法」が重要なのです。
read:http://rules-of-success.jp/vision/socrates/
ん?問答法ってなんだ
問答法というのは、実は自分が何も知らないということを相手に教えてあげるために「なぜ」という言葉を繰り返し言うことで相手を打ちのめす議論の方法です。
例えば、
A「昨日、野球の試合見に行ったんだよね。最高だったわ。」
ソクラテス「なんで野球を見に行ったの?」
A「僕、阪神ファンでさ、最近、阪神熱いじゃない。だから、テレビじゃなくて生で見たくなったんだよね。」
ソクラテス「なんで生で見る必要があるの?」
A「やっぱり臨場感?生だと選手の顔とかも見えるし、」
ソクラテス「なんでテレビでも顔は見えるのにわざわざ球場に行くの?」
A「え、いや。そりゃわかるでしょ。こう、なんていうか。」
ソクラテス「なんでたくさんある球団の中でも阪神なの?そもそもなんで野球が好きなの?なんで?なんで?」
A「・・・」
というふうに相手を追い詰めて自分は無知だと思わせていました。当時はかなり周囲から嫌われていたそうです。そりゃそうですよね。(笑)
ここから学ぶソクラテス的問答法
ソクラテスのように相手を打ち負かす必要はないかもしれません。しかしながら、質問を繰り返すことを通して相手が考えていることを引き出し、その考えを繰り返し長い時間かけ戦わせ、結論を出すことによって組織に本当に必要な方策を作ることができるのです。時には激しい議論の末、ケンカの一つもあるかもしれません。そのくらいの方が組織として健全でいいと思います。
最大の経営者とは
ここから、学べることは経営者は自分の意見だけで方針を決めるべきではないということです。自分は無知だ、まだまだこの組織を運営していくには力が足りなすぎると思い、周囲の仲間からも意見を引き出し、議論を繰り広げることで最善の策を皆で作り上げていくことが必要になると思います。つまり、経営者は司会者でいいのです。
皆さん、ソクラテス的経営者、是非参考にしてみて下さい。