無一文ヒッチハイクで中国地方一周の旅!7日目
7日目!お世話になった先輩とも今日でお別れです。休んだ分、またヒッチハイクへの不安が出てきました。でもやるしかない。今日は鳥取砂丘を経由して兵庫県を目指します!
島根の先輩に片道20km以上行ったところにある人が来やすい「道の駅あらエッサ」まで送っていただき、お別れとなりました。楽しい時間をありがとうございました!では、行ってまいります!
駅弁って美味いんだな
道の駅で例のごとくダンボールをもらい、ヒッチハイクをスタートしました。道の駅限定の無料で配布している缶バッチを道の駅で働くおばちゃんからもらいカバンに装備しました。攻撃力が+12くらいアップしました。すると、声をかけ始めてすぐに米子駅までならいいよと言うご夫婦が現れました。缶バッチのおかげですね。ありがたいです。
すぐ目と鼻の先でしたが、運んでいただけることが嬉しかったです。そして、お別れして次の車を探していると数分後「へい!」とまるで海外の人が呼ぶような声が聞こえました。
振り返るとそこには先程乗せていただいたご夫婦の主人がいました。右手には袋を持っていて、それを僕に渡したのです。なんとそれは鳥取の駅弁でした。
後でいただいたのですが、その駅弁が最高に美味くて一人で「美味い美味い」と独り言を呟いていました。周囲からみると相当変なやつですね。笑 普段は嫌いならっきょも美味しくいただけました。
キャリアウーマン捕まえた!
駅の地図を見ると近くに高速が走っていることがわかりました。ヒッチハイクは高速に乗ったら勝ちみたいなところがあるので、すぐに高速を目指すという判断をします。
「ICまで」というボードを出していると歩道の方から「インターまでなら歩けますよ。」と綺麗な女性から声をかけられました。
その女性も高速の方に家があり、残った仕事が終わって帰宅するところだったらしいので、一緒に歩くことになりました。15分くらいの道のりでしたが、たくさんヒッチハイクでの出来事を話しました。
その女性も高校生の頃、帰りのバスがなくなり、やむを得ずヒッチハイクをしたことがあるそうなので話が噛み合い、大変盛り上がりました。
別れ際、りんごのジュースをいただきました。ありがとうございます。
旅好きのおにいさん
ICの近くでまたもや「東へ」ボードを持っているとすぐに車が止まってくれました。ドライバーさんは梨を道の駅で注文するらしく、鳥取県真ん中くらいにある道の駅まで連れて行っていただくことになりました。
そして、乗ると言われた第一声は「東へ、はわかりにくいからやめたほうがいいよ。」でした。笑 ですよね。僕もそうかなと思いました。笑
どうもその方は学生時代ヒッチハイクをやっていたらしく、先輩ヒッチハイカーだったのです。ボードにどう書けばいいのかアドバイスをたくさんもらい、大変勉強になりました。ありがとうございました!
しかし、内心では「でもこの人は止まってくれたんだから、もしかするとボードなしでも止まってくれるんじゃね?」と思っていました。思ったらすぐやるのが僕のポリシーなので、次からヒッチハイクの"あの"ポーズでやってみます。
魚をさばける男は、本物の男だ
そして、降ろしていただいた道の駅大栄で奢っていただいたすいか味のソフトクリームを食べると、すぐにヒッチハイク再開です。
その道の駅は名探偵コナンの作者の青山さんの生まれ育った土地らしく青山記念館なるものがありました。でも、僕はコナンファンではないため、急いで砂丘を目指します。笑
すべての車に話しかける勢いで、声をかけまくっていると金髪の主人に清楚な奥さんというご夫婦がいいよと言ってくださいました。
最初はこの主人が怖い人だと思っていましたが、やっぱり見た目怖いやつ、実はいいやつ説の検証結果通り、その方もいいお方でした。
夫婦揃っての釣り好きらしく、釣るのもさばくのも、2人ともできるそうで一回の釣りで鯵を300匹くらい釣るそうです。すげー。いくらか僕の家に送ってください。笑
そして、家に伺わせていただき、昨日揚げた鯵の天ぷらと刺し身をおすそ分けで弁当のようにして下さいました。これがまじで美味しかったです。駅弁といい、天ぷら刺し身といい贅沢してるなあ、今日は。ありがとうございます!
スケールが違う!鳥取砂丘
先程のご夫婦に鳥取砂丘まで送っていただき、チェックポイントに到着することができました。
そして、砂丘を歩きに行きました。はじめ見たときそのスケールの大きさに度肝を抜かれました。「ふはははは!人が虫けらのようだ!!」という気分になるほど向こうにいる人が米粒サイズに見えました。
シンプルに凄かったなあ。感動しました。
さて、300円の梨ソフトクリームでも食って次行くか。兵庫県までもう少し。頑張ります。
僕の理想の家族に会った
ヒッチハイクを開始すると、ミニオンズの帽子をかぶった6歳と3歳のお子さんを連れたご家族が乗車許可をくれました。
やっぱり子供が好きすぎる。3歳のお子さんがこっちをみて笑っているのが可愛いすぎるのと、砂丘周辺の暑さで溶けそうになりました。
このご家族がまた僕の理想の家族で、男前で気さくに話すお父さんと美人で物事をきちんと考えてそうなお母さん。そして、可愛い子供が2人。最強やん。話しながらこの家族構成が羨ましすぎて、将来は絶対にこんな家族を作ろうと思いました。
乗せていただいてありがとうございました!
ボリビア人の話が馬鹿ウケ
次は下道でのヒッチハイクになりました。先程言っていたボードを使わないヒッチハイクをやってみます!
やり方はFacebookのいいねのような手を作り、横に上げておくだけ。なんて簡単なんでしょう。さて、車は捕まるのでしょうか。
ヒッチハイクを初めて10分後、あまり車通りが多いところではありませんでしたが、一台の車が止まってくれました。ドライバーさんは女性の方が一人で軽い帰省の帰りだったそうです。いけるやん!
道中の話の中で、僕がボリビア人の車に乗って死にそうになった話をすると、死ぬほど笑っていました。こんなしょうもない話を笑って聞いてくださってありがとうございます…!元気出ました!
想像以上ど田舎の豊岡へ
とりあえず豊岡駅前くらいに向かいたかったので、暗くなる前に車捕まえます。道の駅で声をかけたおばちゃんが豊岡駅前まで送ってくださることになりました。
ありがとうございます。色んなことを話しましたが、それらはほとんど頭に入ってきませんでした。なぜなら窓の外の豊岡の風景があまりに田舎だったからです。
友達が豊岡出身なので今度ディスってやろうと思います。怒らないでね。
なけなしの金でビジネスホテルへ
できればもう少しだけ進みたかったのですが、携帯の充電が残り僅かなため宿を探しました。少し歩くとビジホがあることに気づきました。
でも、ビジホって和歌山で泊まったとき5,000円だったよな?
という考えが頭をよぎりました。残金3,500円ほどで泊まれるのか。交渉してみよう。そのビジホへ駆け込みました。
受付のおばちゃんに第一声「3,000円くらいしかないですが、泊まれますか?」と言ってみました。すると、「3,240円だよ。」と言われたので、泊まれることが判明しました。耐えたー。野宿を回避しました。で、今お菓子を晩御飯にしながらのんびりブログ書いてます。
最後に
予定通り兵庫県豊岡市まで来れました。これもたくさんの人のお陰。本当に感謝しかないです。
明日はとうとう最終章です。日本三景の一つである京都の天橋立を観光し、大将の待つ僕のバイト先「ろばた賢心」へ向かいます。
旅の道中、たくさんの人に賢心を宣伝しまくったので、恐らく一杯目の生くらいは無料にしてくれると思います。笑 ね?笑
お楽しみに!それでは。
【今日の旅の足跡】
島根の先輩の家(9:00)→道の駅あらエッサ→米子駅→米子南IC→道の駅大栄→鳥取砂丘→湯村温泉・荒湯→道の駅神鍋高原→豊岡駅→ホテル大丸(18:30)
【今日の総移動距離】
200km
【残っている食料】
非常食、塩飴、おかき、爽健美茶500ml、ソルティライチ500ml
【残金】
300円(+ジェフグルメカード500円分)
とうとう最終日↓↓
shoichizokufuture.hatenadiary.jp